
昨今の健康ブームでマラソンを始められる方が増えています。仕事に行く前の早朝に近所をジョギングしたり、お昼時に会社近くの公園を走ったりと人によって方法は色々です。特に早朝のジョギングは、まだ空気が冷んやりとして、その中で朝日を浴びながらのジョギングは本当に気持ちが良いものです。気持ちよく汗をかく事で、体が目覚めて仕事への意欲も沸いてきます。ある調査によると、30分程ジョギングをした場合と、してない場合では、記憶力テストに30%程の差が出ました。もちろんスコアが良かったのはジョギングをした場合です。この様に体を動かす事は健全な体を作るだけでなく脳にもいい影響を与えてくれます。
ジョギングを趣味で行っている人の中には、走る事に喜びを感じる様になり、次第にマラソンに出てみたいと思う人も沢山いる様です。マラソンといえば42.195Kmを走るフルマラソンを思い浮かべますが、初心者からはじめられる10kmやハーフマラソンの20kmもあります。実際に走ってみると、最初は余裕で走っているのですが、後半になると「ゴールはまだか、ゴールはどこだ」と疲れきった自分との戦いです。しかしこの苦しみもゴールを果たした時には喜びと充実感でどこかに吹き飛んでしまうのです。
マラソンは単に走るというだけの競技ではなく、走行方法やぺース作りを考慮しなければ勝つ事のできない奥の深い競技です。この競技の勝敗を大きく左右している事の中にピッチ走法とストライド走法という走行法があるので簡単に説明致します。
●ストライド走法
人間が走る際には、自身の身長と同じ距離を一歩として踏み出すといわれています。このことから走行時の1歩の長さをストライド、1歩踏み出すのにかかる時間をピッチと呼んでいます。
簡単に言うとストライド走法とは、ストライドを自分の身長より長くする走り方をいい、ピッチ走法とはストライドを短かめにして、足の入れ替えを早くする走り方をいいます。
ストライド走法は歩幅を大きくとる事で速く走る事の出来る走法ですが、足にかかる負担もそれなりに大きく全身の筋力が必要とされます。男性の選手や元々身体能力の高い外国人選手などは、このストライド走法を取り入れている選手が多いようです。ストライド走法は脚力の強い選手には向いていますが、そうでない場合は途中からフォームが乱れやすく、その結果、疲労が増して逆効果になってしまいます。
●ピッチ走法
走行幅を少なくして繰り出す足のテンポを早くする走り方で、一般的には初心者ランナーから上級者ランナーに至るまで、このピッチ走法を基本にしたほうがよい様です。なぜなら着地時に足に与えるショックがピッチ走法のほうが格段に少ないからです。ショックが少ないので後半からのペースの落ち込みが少なくてすみます。また故障の危険性が少なくなるため練習量を多くすることが可能なのです。
双方とも利点をもっていますので、実際のマラソンにおいては両方を上手く使い分ける事ができればよい結果を出す事が出来るようになっていきます。普段からそこに重点をおいて練習を重ね、満足のいくマラソンライフを送ってみて下さい。